自社で育てた初摘み一番海苔のみを使用し、自社加工でオリーブオイルを塗って香ばしく焼いた焼きのりです。原料には、全体の生産量の７%程度しか獲れない初摘み一番海苔と、イタリア産のオリーブオイルを使用しました。顕微鏡をのぞきながら種（胞子）を付けるところから育苗、収穫、製造、加工まで一貫して自社で行い、一つ一つ丁寧に仕上げた自信の一品です。滑らかな舌触りが心地よく、あっさりとしたオリーブオイルがふわっと香り、海苔の甘みと旨みを優しく引き立てます。

塩のりには、塩を付着させるためにオイルを使用します。一般的には、塩のりといえばごま油を使用したものが多いのですが、マルコ水産では、自社で育てた柔らかい初摘み一番海苔だけを厳選して使用しているため、香りの強いごま油だと、海苔自体が持つ豊かな風味を邪魔してしまいます。そこで、さっぱりとしたイタリアサルデーニャ島のエキストラバージンオイルを使用し、海苔本来の風味を存分に感じていただけるように仕上げました。塩にもこだわり、まろやかな旨味を持つ広島県蒲刈産の「海人の藻塩」を使用しています。

板前経験を持つ海苔師自らが、自社で種から育てた最高の初摘み生海苔のみを使ってあみ出した、100%手作りの究極の佃煮です。風味豊かな初摘み本来の味を引き立たせる為、薄味でシンプルに炊きあげました。味付けには香川県産和三盆糖、小豆島産本醸造醤油、福山市鞆の浦産「岡本亀太郎本店」の保命酒味醂を使用するなど、調味料にもこだわりぬいた逸品です。初摘みの海苔は繊維が細くフワフワでやわらかく、とろける口どけと上品な甘みが特徴です。この特徴を生かすために、原料の生のりを一切カットせずに、そのままの状態で炊いています。

初摘み一番海苔と一言で言っても、漁場の栄養塩の状態、潮流、気候や育苗の成否など、様々な要因によって、その味は全く違います。 この、田島海苔師の焼のり「新海苔PREMIUM」で使用している海苔は、今シーズンマルコ水産で育て上げた初摘み一番海苔を、 水揚げ日、漁場ごとにすべて自分たちの舌で食べ比べて味を記録し、吟味したうえで一番おいしいものだけを厳選しています。 焼き方もにもこだわり、風味を損なわないよう、あえて「火入れ」をせずに焼き上げています。